永遠の聖約にあって一致する-7-おわり
1843年5月下旬,
エマとジョセフは店の二階の部屋で,
ずっと待ち望んでいた儀式をついに執り行い,
永遠に結び固められます。
それからジョセフは,
ブリガムとメアリ ー・アン・ヤング,
ウィラードとジェネッタ・リチャーズ,
ハイラムとメアリー・フィ ールディング・スミス,
そして夫を亡くした,
メアリーの姉妹であるマーシー・トンプ ソンに,
翌日ジョセフのもとに来て,
同じ儀式を受けるように招きました。
集会の前,
ハイラムは自分の複雑な家族状況について懸念しました。
永遠の結婚の祝福 が,
神権により結び固められた人にだけあるというのなら,
6年前に亡くなった自分の最初の妻,
ジェルーシャはどうなるのでしょうか。
死者のためのバプテスマをするのと同じ原則で,
彼女を自分に結び固めることができると
ジョセフは言いました。
「二番目の妻はどうすればよいのですか。」
ハイラムは尋ねます。
彼女とも永遠の聖約を交わすことができると,
ジョセフは言いました。
メアリーは,
この特別な結び固めにおいて
ジェルーシャの身代わりをすることに同意します。
「わたしはわたし自身で,
あなたに永遠に結び固められます」と
彼女はハイラム に言いました。
「あなたを愛していますから,
離れたくはありません。」
5月29日の朝,
ジョセフたちは店の二階に集まり,
それぞれの夫婦を永遠に結び固めました。
その場において
たった一人のやもめであった
マーシー・トンプソンは,
ほかの人々とは違う気持ちにならざるを得ませんでした。
それでも,
数年前にマラリア熱で亡くなった夫のロバートと結び固められると知り,
神が自分や自分の状況を心にとめてくださっているのを感じます。
マーシーが儀式を受ける番になると,
ロバートの代理を務めるのは,
彼女の義理の兄弟であるハイラムが最適だとジョセフは言いました。
ジョセフは彼女をロバートに結び固 め,
それからハイラムをジェルーシャに結び固めました。
身代わりを務めるのはメアリ ーです。
ブリガムは賛美歌と祈りで集会を閉会し,
午前中の残りの時間を,
友人たちと神について語って過ごしました。
心地の良い一致した雰囲気に,
ここ数年,
聖徒たちを悩ませてきた事柄が
すべて静まったかのようでした。
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