永遠の聖約にあって一致する-6
5月14日,
ジョセフが大会に出かけている間,
ハイラムは神殿で説教を行いました。
一 人以上の妻を持つ男性に反対する内容です。
承認なくして行われる多妻結婚をヤコブが非難した,
モルモン書の記述に言及し,
これを実施することは
神の前に恥ずべきことだと言い放ちました。
説教の後,
ハイラムは自分が教えたことについて疑問を持ち始めます。
多妻結婚の話はノーブー中で飛び交い,
ジョセフが複数の妻を持っているという話は
だれもが知るとこ ろとなりました。
ハイラムはこれが真実でないことを願いましたが,
ジョセフが何かを隠しているのではないかと思っていました。
ジョセフはこれまでに,
多妻結婚の実施を暗に示したことがありました。
ハイラムの反応を見るためだったのでしょう。
ハイラムは,
ジョセフが十二使徒に話した事柄に関して,
自分には教えられていないことがあると感じ取ります。
その説教から間もないある日,
ハイラムは自宅近くでブリガムを見かけ,
話しても良いかと尋ねました。
「十二使徒に明らかにされていながら,
わたしには
まだ理解できていない事柄が
あるのではと思っています」と
彼は言いました。
「そうですか。」
二人は,
囲い板が積まれた場所に腰かけます。
「あなたのおっしゃっていることが何か,
定かではありませんが,
自分がその内容を知っているということは言えます」と
ブ リガムは慎重に答えました。
「わたしは長い間,
男性が一人以上の妻を持つべきだという
啓示をジョセフが受けたこ とに,
不信感を抱いていました」と
ハイラムは打ち明けます。
「あなたが神の前に手を挙げて,
ジョセフと彼の行い,
また彼が教えている教義に反する言葉を
決して言わないと誓うなら,
お話しましょう」と
ブリガムが告げました。
ハイラムは立ち上がると,
「そうすると心から誓います」と
言いました。
「わたしは真 理を知りたいのです。」
多妻結婚に関して
ジョセフに与えられた
主の啓示についてブリガムが教えると,
ジョセフが戒めに従って行動していることを確信し,
ハイラムは涙を流します。
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