永遠の聖約にあって一致する-3
4月1日,
ウィリアムはジョセフと,
エルサレムから戻ったばかりのオーソン・ハイドに同行し,
ラムスという町での集会のため,
半日旅をしました。
翌朝ウィリアムは,
再臨まで御父と御子を心の中に住まわせることができるのは,
聖徒の特権であるとオーソ ンが説くのを聞きます。
その後,
ジョセフの姉ソフロニアの家で食事を楽しんでいると,
ジョセフが言いまし た。
「ハイド兄弟,
幾つか訂正をしたいと思うのですが。」
「ありがたくお聞きしますよ」とオーソンは答えました。
「御父と御子が人の心の中に住まわれるという考えは,
昔からの諸教派の観念であって,誤りです」とジョセフは言います。
「わたしたちは,御二人の御姿を見るでしょ う。
わたしたちは,
救い主がわたしたちのような人であるのを目にするのです。」
ジョセフはその件について,
その晩続けて行われた大会で次のように教えました。
「御父は人間の体と同じように触れることのできる骨肉の身体を持っておられる。
御子も同 様である。
しかし,
聖霊は骨肉の体を持たず,霊の御方であられる。」
ジョセフが話す間,
ウィリアムは自分の日記に,
説教の内容をできるかぎり書きとめま した。
彼はジョセフの語った深遠な真理に引きつけられ,
さらに知りたいという望みを 強めます。
ウィリアムは,
人が生涯で得た知識と英知は
復活のときによみがえるという
ジョセフの教えを記録しました。
ジョセフはこう説きます。
「もしある人が精励と従順によって,
この世でほかの人よりも多くの知識を得るならば,
来るべき世でそれだけ有利にな る。」
一か月後,
ジョセフとウィリアムはラムスに戻り,
ベンジャミンとメリッサ・ジョンソ ンの家に滞在します。
ジョセフはジョンソン夫妻に,
男女は新しくかつ永遠の結婚の聖約において永遠に結び固められ,
神権の位であるこの聖約に入ることによってのみ,
昇栄することができると教えました。
そうでなければ,
その関係は墓を越えると断たれ,
永遠に進歩し,
増し加えられることはなくなるのです。
ジョセフの永遠の結婚に関する説明は,
ウィリアムに畏敬の念を起こさせました。
彼は 日記に,
「わたしは妻と永遠の聖約によって一つとなることを強く望み,
間もなくそうなることを祈る」と記しています。
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